社内での出世が難しくても転職で叶える

キャリアアップして活躍したいというのは多くのSEが願っていることだが、険しい道程であるのは確かだ。
一つの企業の中で置かれる管理職の数は限られているため、ポストが埋まっている限りは出世することはできない。
若くて優秀な人材が集まっている場合には、社内で出世するのは難しいから諦めようという結論に達してしまうこともあるだろう。

確かに既に管理職の世代が若く、さらに同世代にも優秀なSEが多いというのであれば、競争を勝ち抜いて社内で出世するのは困難だ。
しかし、どれだけ周りが優秀であっても、社外に出てしまえば出世できる可能性は十分にあるので、諦めてしまうのはもったいない。
転職してキャリアアップしようと考えたときに最も可能性が高いのは、管理職候補として採用してもらい、数年後に管理職に出世するというキャリアパスだろう。

管理職候補として採用してもらうには、実務経験の他にもマネジメントスキルがあると考えてもらえるかが重要だ。
まずは採用してみて、確かにマネジメントスキルがあるとわかったら管理職に出世させるという方針を取っていることが多く、ポテンシャルがあることを見せよう。

また、IT業界全体について十分な知識を持っていることも大切であり、それに基いて具体的にプロジェクトの方向性や企画を考えられることが求められる。
目の前の業務で成果を上げるだけではなく、広い視野を持って学ぶことが、キャリアアップを目指した転職をするうえで重要なのである。